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聖伝ルナタロット占術・改訂版。学習研究社。 28枚セット。解説書つき。 小泉茉莉花 18 x 11.4 x 3.2 cm
ロマ族の崇拝の対象である月をテーマにしたデッキ。ロマの女性の風習を強く押し出しています。
読み物が面白いです。カードはウェイトにもマルセイユにもジプシーカードにも属しません。独自性が強い。解説書に掲載されているスプレッドも、一般的なタロットのスプレッドとは相違点が多々あるデッキ♪
タロットでは基本中の基本であるケルト十字も掲載されていません。
28日周期で満ち欠けする月の通り、1の「星」は新月・15の「月」が満月…という感じです。
紙の質が今ひとつ弱いけど、美しくてファンタジック。カードの1枚1枚に、ロマの生活に根ざしたものや、天体・動物が描かれているのは、自然の中にあるさまざまなものに目を向け、感性を研ぎ澄ますためかな。
読書が苦手な方はきっと解説書&ティルの物語を読むだけでお疲れでしょう(笑)
幸い私は読書好き。楽しんで読みました。
ロマの女性の風習・月の周期や星の事など何も分からなくても、理解できていなくても、私はいいと思います。このデッキを手に取り、魅力を感じたならば、使う事ができると思います。実際使ってますし(笑)
ジンテーゼ!!
マルセイユやウェイトのデッキにしたって、今の時代では、解釈が古すぎます。だから……ジンテーゼ。「こうでなければならぬ」というのは、私はないと思って、カードと向き合っているんですよね。
荒っぽく表現するなら……「それでいいのだ〜」・・・です。
解説書には、月光浴の重要性が何度も記述されています。(まあ普段から月を見るのは好きだけど/笑)
スプレッドも独自のものが掲載されてます!!紙の質さえ、もっとしっかりしていれば…。今ひとつすべりが悪く、コーティングも弱いのです。サイズは程々。ライダー・ウェイトを基準にすると、少し小さめ♪
なかなかのお気に入りですよ〜♪
レビューをあちこちで読みますが、別に女性向けのデッキだとは感じません。恋愛を読み解くだけのデッキとしてしか使えない??そんな事はないと思います。カードの使い方もまた、使い手の技量次第。ジンテーゼ(笑)!!!
2007.11.30 掲載
2007.12.12 更新
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